NEWS

ホームポリスターニュース中国進出を検討している日本メーカー様へ、予算をあまり使わずに中国進出を体感できる2つの方法

2021.01.08

中国進出を検討している日本メーカー様へ、予算をあまり使わずに中国進出を体感できる2つの方法

2021年が始まった。日本メーカー様はどのような2021年を計画しているだろうか。

まだまだ新型コロナウィルスの影響は続いており、コロナ以前の様には行かないことはすでに認識していることと思う。では今の時代にどのような事業展開をしていけば良いのだろうか。新商品開発だろうか。新たな販路開拓だろうか。日本メーカー様は様々なことを検討されているだろう。

ただ、2021年に何ができるか、できないかで会社の将来が決まると言っても過言では無いのも分かっておられるだろう。2021年は日本市場だけで無く、世界中の市場が勝負の年になる。

 

ここで、この記事を読んでいる日本メーカー様で中国進出を検討している方に質問をしたい。

「現在の中国市場のことはどの程度ご存知だろうか。」

WEB情報や関係者から情報収集しても、それは既に古い情報だ。何故なら2020年は新型コロナウィルスの影響でほとんどの日本人が中国に行けなかったからだ。今の中国現地を体感していない人の情報を信用することはできるだろうか。中国市場は日々成長し続けている。次々と新たな商品やサービス、文化が生まれている。中国現地の最新情報も分からないまま、高額な予算を使い、中国進出をしようとするのは大変危険な行為だ。

そこで予算をそれほど使わず、今の中国市場を体感できる、おすすめの2つの方法をお伝えしようと思う。様々な方面から情報収集するのも良いが、一番の情報収集方法は今の中国市場を体感することだ。

 

市場調査

様々な市場調査方法があるが、日本メーカー様が一番知りたいのは、中国市場での貴社商品に対する反応だろう。他にも商標確認や競合商品の詳細、合わせて中国市場で何が流行っているかも確認したいと思う。このような市場調査は中国進出をサポートしている会社なら定番のサービスで、検討されている日本メーカー様も多いと思うが、ここでアドバイスをお伝えする。

市場調査をした中国調査員から直接話しを聞くことをおすすめする。調査依頼する会社も中国に支社があるなど、リアルタイムに情報収集できる環境が整っている所が良い。そして調査依頼をする際には、現地スタッフとの会談も希望すると良いだろう。そうすることによりデータ情報だけでは分からなかった情報を多く知ることができる。特に今は新型コロナウィルスの影響で簡単に中国には行けないので、中国市場の最新情報を常に得られる環境も持っている会社をうまく活用した方が良い。

 

展示会に出展

中国でも、日本同様に、様々な都市で多くの展示会が年中開催されている。今は新型コロナウィルスの影響でオンライン展示会が増えているが、リアルでの展示会も多数開催している。2020年に関しては、このリアルでの展示会に中国市場の凄さをまざまざと見せつけられた。弊社も関わらせていただいているCHINA BEAUTY EXPO(CBE)は世界中がコロナで混乱している真っ只中の7月に開催(※通常は毎年5月に開催)され、30万人を動員(※通常は50万人ほど動員)した。

・中国最大級の化粧品・美容用品の展示会CBE2020が大盛況で終了。テーマ「美と健康」と共に進化したCBE2020を振り返る。

・【日用品・化粧品・食品を扱うメーカー様】「CHINA BEAUTY EXPO 2021」開催決定

 

展示会で出展することの良い点は、会場全体が中国市場の縮小版のようなものなので、貴社商品に対する反応や競合他社メーカーの商品詳細や販売方法などを会場内で確認できることだ。また一般客だけなく、販売店のバイヤー、代理商(日本でいう代理店)の関係者、メディア関係者など、幅広い関係者が多数参加するので、こちらも会場内で様々な商談をすることが可能になる。このような関係者は、通常であれば連絡を取り、出向かなければいけないのだが、それを効率よく接点を持てるのも魅力の一つだ。

ただ、これも1つアドバイスをするが、展示会にとりあえず出展したからといって、集客できるとは限らない。これは日本と同じだが、お客様も関係者もそれほど時間に余裕はないので、展示会を効率よく回りたい。「ネットで調べたら、簡単に出展できるし、設営費などの経費も安く抑えられるから」と安易に展示会出展を決めて、出展してみたらお客様が全然来なかったというのは日本でもよく聞く話だ。

そこで現在、中国での展示会出展を検討しており、様々なサポート会社に相談をしているなら、是非とも集客サポートのことを確認して欲しい。上記でお伝えしたCBEも30万人の動員があるが、貴社の展示ブースも多くの方が来てくれるという考えは止めた方が良い。加えて展示ブースに来てくれた方が、会社が求めるお客様では無いことも多いだろう。その点の集客サポートもできる幅広い人脈を持っていることや、商談サポートまで対応してくれるかを確認すると良いだろう。

 

中国進出サポートをしてくれる最良のパートナー探しも忘れずに。

現在、中国市場で長期的な販売展開ができている日本メーカー様は、この2つの方法を何度も行い、中国市場の情報収集をして、中国進出の戦略を組み立てていった。代表例を挙げれば、子供服の大手メーカー・ミキハウスは、まさにこの2つの方法を何度も行い、入念の準備をした上で中国進出した。そして今では中国市場での子供服ブランドでは、確固たる地位を築いている。地道な方法と思われるが、まずは日本で出来る限りの調査を行い、会社に合った中国進出の戦略を組み立てることをおすすめする。

ただ、その時に様々な面でサポートをしてくれる最良のパートナーを見つけることも忘れずにやって欲しい。日本メーカー様なら周知の事実だと思うが、言葉や文化、商習慣が違う中国に単独での進出は大変危険な行為だ。様々な面でサポートや相談できるパートナーは必須になる。そのパートナーを見極めるにも市場調査や展示会出展は良いテストになるだろう。どんな調査結果を出してくれるか、貴社商品に対してどのようなアドバイスをしてくれるか、展示会出展でどんなサポートをしてくれるか。貴社に対する思いを必ず確認してほしい。

【ポリスターお問い合わせ】

PAGE TOP