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2020.05.22

新型コロナウィルス感染症 自粛解除の中国での生活

新型コロナウイルス感染症による自粛が徐々に解除されつつある日本。まだまだ自粛モードが続くところもあるが、一足先に、ほぼ自粛が解除されている中国は、現在どのような状況だろうか。

 

学校再開

まず学校については大都市を中心に、4月27日から徐々に再開され始めた。最初に、受験を考慮して中学校・高等学校の最終学年(三年生)から再開。その後、5月18日から他学年の小中高生も再開している。1月以降から休校になり、寂しい風景が続いていたが、元気な学生の姿が見られるようなった。

ただ今までの学校の風景とは違っている。マスク着用や定期的な消毒作業はもちろん、時間差登校や、校門での生徒への検温、健康状態を測定する特殊アプリの情報提供を義務化する学校もあり、感染防止措置を徹底している。

今後もその状況は続きそうだが、元気な声が戻ったことで、町は明るくなった。

 

街の様子

大都市を中心に正常な状態に戻りつつある。週末はデパートや繁華街に賑わいを見せており、コロナ以前から人気だった飲食店には行列ができるほど。自粛によってできなかったことを楽しんでいるようだ。

政府が経済対策で、4月から多くの地域に「消費券」を住民に配布したりと、様々な対策を講じたが、一番はコロナ自粛の反動による「リバウンド消費」だろう。中国人の国民性もあるが、自粛解除後に元気に行動する姿は、街の活性化に繋がっている。

日常生活の変化

正直、コロナ以前の生活に戻ったとは言い難いが、多くの人が普通に出歩いており、会社や学校にも行っている。ただ必ずマスクは着用している。それにECやSNSの利用率も上がっており、幅広い年代で利用するようになった。

また生活スタイルを変えた人も多い。外食や宅配を利用していた人が自炊をするようになったり、家で過ごす時間が増え、家で楽しめることを求めるようになった。

この変化は今後も続きそうで、中国のECやSNSの動向は、今後の中国経済を見ていく上でも重要になっていく。

 

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