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2023.05.22

インバウンド回復後、訪日中国人が行きたい日本の”名所”とは?

 

コロナウィルスによる水際対策も緩和され、インバウンド回復への期待が高まっています。回復時、無視できない存在が、国土が近く、かつて「爆買いブーム」を巻き起こした「中国人観光客」です。本記事では、コロナ以前の消費活動を振り返りながら、今中国消費者が行きたい日本の名所に迫ります。

 

かつての「爆買いブーム」ではドラックストアに人が殺到?

爆買いブームが起きたのは、2014年ごろと言われています。中国人観光客が大量に商品を購入していく行為が話題を集め、2015年には流行語大賞を受賞する程の社会現象となりました。ブーム時、多くの訪日中国人が足を運んでいた場所のひとつが「日本のドラックストア」です。当時、中国のSNS上では、ドラックストアに並ぶ医薬品の品質・安全性の高さが話題となっており、「神薬(しんやく)」と呼ばれるほどでした。子ども用風邪薬や目薬等は、今でも根強い人気を持っています。

 

▶参考記事│中国で人気な日本の医薬品・医薬部外品まとめ

https://www.polystar.yokohama/china/20211103/

 

 

・その他、訪日観光客が買っていく人気商品は

白い恋人や、じゃがポックルなど、日本のお菓子は中国でも人気があります。白い恋人は、かつて中国で流行したドラマのロケ地である北海道に観光客が押し寄せた際、多くの中国人が購入し帰国したことで、現在でも高い知名度を持っています。コロナ禍では、白い恋人のEC旗艦店がオープンし、日本への渡航が叶わなかった中国消費者たちが好んで購入していました。

 

▶参考記事│中国で人気がある日本のお菓子のお土産特集

https://www.polystar.yokohama/marketing/20211014/

 

 

ついに海外旅行が解禁された、中国消費者たちの海外旅行への需要の高まりは?

水際対策が緩和されていくにつれて、日本への観光需要も上昇し始めています。中国運航データによると、対策緩和が発表された週の日本への航空券予約件数は、先月と比較し、4割以上増加したとされています。また、日本貿易振興機構JETROの発表によると、中国人の6割超が訪日を希望している様です。

 

 

訪日中国人が行きたい”日本の名所”とは?

 

海外旅行への熱が高まっている中国では、海外の観光スポットに関する様々な投稿が行われています。本項では、日本で訪れたい場所を、中国のSNSの口コミを中心に分析・ご紹介します。

 

・東京

インフラが整っている為、短い滞在期間でも、様々なニーズを満たせる観光地として人気のようです。主に歴史的建造物の観光、デパ地下や都市での食べ歩き、ショッピングなどを目的にする人々が多いです。また、東京ディズニーリゾートを理由に東京を選ぶ中国人観光客も多いようです。

 

・京都

歴史的建造物が多く、人気の高い京都では、中でも「伏見稲荷神社」への人気が高いです。鳥居がずらりと並ぶ「千本鳥居」が人気で、映画「Memoirs of a Geisha」のロケ地にもなっており、世界的に認知度の高い観光スポットのようです。

 

・大阪

グルメや歴史的建造物等、観光スポットのバリエーションに飛んでおり、人気があります。また、そういったスポットを交通機関の周遊券を利用し、割引価格や無料で楽しむことが出来る部分が、個人旅行で訪日した中国消費者から高評価を集めている様です。

 

・アニメの聖地も人気!

現在、日本のアニメの聖地巡礼は、ニッチな層からの人気が高く、SNS等では盛んに投稿されています。中でも人気を集めているのが新海誠監督映画「君の名は」のロケ地となった岐阜県です。岐阜の飛騨高山は、ヒロインが暮らす物語の舞台となった場所で、作中と同じシチュエーションで写真を撮る事が人気となっています。「君の名は」は、中国の日本アニメ映画の中でトップの興行収入を誇る作品で、新海誠監督自身の知名度も高いです。

 

配給会社の情報によると、最新作「すずめの戸締り」では、興行収入は、7億5,200万元(日本円で約146億6,700万円)越えとなり、「君の名は」の記録を塗り替えています。インバウンド回復後は、「君の名は」に加え「すずめの戸締り」の舞台、宮崎県日南市や大分県の湯平温泉などの人気が高まる予想です。

 

 

訪日中国人へ”魅力”を伝えませんか?

日本人は、雑誌やテレビ、HP、SNS等様々な媒体で情報収集を行いますが、海外旅行をする中国人のほとんどは、SNSや口コミを参考にします。インバウンド集客を行う場合は、これらのSNSを上手く取り入れ活用することが重要です。特に代表的なプラットフォームは、「Weibo」や「Wechat」、「小紅書(RED)」、月間アクティブユーザー8億人を誇る「Douyin(中国版Tiktokの事)」等です。

 

ポリスターでは、中国でのインバウンド集客の為のプロモーション支援を行っております。現地の文化やトレンドに合わせたコンテンツへのアドバイスをはじめ、今話題のKOLマーケティング支援にも対応しております。中国に現地スタッフがいる為、中国のユーザーに響くプロモーションを実施できます。

 

・自社に中国スタッフがおらず、対応できる人材が居ない

・どの様な内容を発信すればよいかわからない

・中国市場に対し不安がある

 

等のお悩みをお持ちの方は是非一度ご相談ください。

 

 

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