2020.11.27
W11と並ぶ中国市場の一大イベントW12。W12に参戦するにはどうすれば良いか。
今年の日本市場の年末商戦は新型コロナウィルスの影響でかなり厳しい状況だ。これほど年末感を感じない年は今までに経験をしたことが無い。それはこの記事を見ている日本メーカー様も同じでは無いか。ただ中国市場は本当に元気だ。新型コロナウィルスの影響を物ともせず成長し続けている。
そして今年の中国市場の年末商戦は、世界中に中国市場の凄さを見せつけたW11の勢いをそのままに旧正月(春節)まで走り抜けていくだろう。そんな状況に世界中のメーカーが黙って見ている訳では無く、現在続々と中国進出をしている。
そう聞くと気持ちが焦る日本メーカー様も多いだろう。ただ、まずは中国市場の情報が欲しいというのが本音では無いか。情報が無ければ、何も動くことはできない。
そこで今回は今の時期に合わせてW12のことをお伝えする。中国市場の年末商戦のイベントでもあるW12をご存知だろうか。中国市場でW11と並ぶ年末の一大イベントで、W11が終わると次はW12の準備が始まるのが中国市場だ。
このW12だが、中国進出を検討している日本メーカー様だけでなく、すでに中国進出をしている日本メーカー様も含めて、様々なチャンスはある。中国進出の検討する上で是非とも参考にして欲しい。
W12とはどんなイベントか
中国市場ではW11とW12を「W11はネット通販に、W12はスーパーに」と言われている。
W11のように世界中の大手メーカーが大々的に取り上げるイベントとは違い、新規メーカーや今後注目される商品が取り上げられることが多く、W12がきっかけになり中国市場で広まっていった商品も多い。そのため個人や中小企業でECモールに出店している店舗にとってW12は勝負のイベントになる。
またW12は日本でいう年末セールの意味合いもあり、大手ECモールだけが参戦している訳では無く、ショッピングモールなどのオフラインショップも多く参戦している。そのため普段はEC販売を普段利用しない客層もターゲットになるイベントだ。
W12は中国全土に販売展開ができる
W12はW11から比べると流通取引額が少し下がるが、その代わり様々なチャンスがあるイベントだ。上述でもあるように、新規メーカーが注目される機会が多い。何故ならW12は何か面白い商品が無いかと検索するユーザーが比較的に多いからだ。W11で欲しかった商品を安く購入できたユーザーは、W12では新たに欲しい商品を探し出すのだ。
またW12を機会にオンライン販売を重点に販売展開をしていたメーカーがオフライン販売に販路を広げることも多い。それによりオンライン販売を利用しない年配層にも商品をアピールできるため、中国全体に商品の認知度だけでなく、メーカーとしての認知度を上げる機会にもなっている。オンライン化が急速に進む中国市場で、オフラインも含めて総合的に販売展開ができるのがW12だ。
W12に参戦するにはどうすれば良いか。
この記事を見ている日本メーカー様は中国進出するにはオンライン販売だけでなく、オフライン販売をしたいと考えているだろう。ポリスターでも現在の取引先様にはオンライン販売だけでなく、オフライン販売も対応している。もちろんW12もしっかりサポートをさせてもらっている。
W11も取引先様には最大限のサポートをさせてもらって、今までの実績を大きく伸ばすことが出来た。その結果に何よりも取引先様がとても喜んでくれた。この記事を見てくれている日本メーカー様とお会いできる機会があれば、詳しい情報を提供させてもらう。
中国進出を検討している日本メーカー様に早めの決断をお薦めする。
すでに中国進出をしているメーカーは来年のW11やW12の準備に取り掛かっている。